日本人は働きすぎだと思う。
別に外国の実情を知っているわけでもないですが、それでもこんなに働くことを真面目に遂行している人種って日本人くらいなんじゃないだろうか。
なんてことを、朝5時頃にパリッとスーツ決めて出勤していくサラリーマンの姿を見てなんとなく思ったのでした。そんで帰りは早くても17時とか18時、下手すりゃもっと遅かったりするわけでしょう?ちょっと異常だよ。考え直した方がいい。本当に。平日頑張れば週末は休めるから、とか、そんな話じゃない。週末はマラソンの給水所じゃない。
じゃあ働くのが好きなのかって言えば特にそういうわけでもないらしい。どちらかと言えば楽しくなさそうに働いている人が多いし(これは僕の主観です)、特に若い人はその上でお金が無いって嘆いたりしてる。若者が未来に希望を持てない国は終わるよ。生涯未婚率は年々上がり子どもは減り続け、高齢化は加速する。年金制度だってもう今のままで持たないのはわかっている。給料は上がらず物価のみが軒並み上がっていく。ていうか家賃って高すぎね?なんでも税金かけすぎだろ。パッと思いつくだけでもこれだけある。これだけじゃないけど。
身を粉にして働いても、取られるもの取られて手元に残るお金はごくわずか。その中で毎月どうにかやりくりしていくしかない。副業しろだとか、メルカリで物売れとか言われちゃうかも知れないけど、やれるならやってるよって話。
ただ、逆さから見てみれば、そういう苦しさの中を生き抜くのに必要なものって何なんだろうっていう思考に至る。たぶんだけどお金じゃないんだよ。いや少なくとも今はお金は必要だけど、でもこれだけ今苦しい人が沢山いて、このままでいいはずがない。それは持続可能な社会じゃない。その歪みみたいなものがいろんなところに出てきていると思うんだよ。たとえば少年グループが闇バイトで強盗するとかね。そんな社会は悲しいよ。
どんな動機があったかは知らない。遊ぶ金が欲しかったのかも知れない。生きる為の金が欲しかったのかも知れない。単に退屈だったからなのかも知れない。いずれにせよ、間違った手段を選んでしまうその心の弱さ、貧しさが、僕は悲しいなと思う。
これからは「お金」というものの意味が変わっていくと思う。どれだけ持ってるかは問題じゃない。どう使い価値を生み出すかが問われていく。
誰かにとっての価値ではなく自分にとっての。
好きを止めるな。
情熱を止めるな。
自分の心の声を聞け。
何が好き?何がしたい?
どこに行きたい?どんなものが見たい?
何をしたら幸せ?誰といたら幸せ?
今、幸せ?
次の世代に残したいもの。残すべきもの。残したくないもの。今一度、よく考えてみたい。
【今日の一曲】
MOROHA『米』