あいどんわなだい

愛はどんなんだい

青春のアディショナルタイム

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こっそり抜け出した夜から

何にも変わらない。

 

 

 

2022年8月13日。

タイトル未定・七瀬のぞみさんの卒業公演が札幌Sound Lab moleにて開催されました。

当日は現地へ足を運ぶことが出来ない人にも、配信でライブの様子をお届け。自分もその恩恵にあずかることができたことを感謝しています。

 

タイトル未定が定期公演などで幾度となく立ってきたこのステージ。

その場所に、今までで一番たくさんの人が集まってこの日を迎えられた。

なお、メンバーの川本空ちゃんは体調不良とのことで残念ながら欠席。(※翌日に活動復帰。彼女なりに気を遣ったのかなぁ…とは自分の考えすぎか)

 

 

久しぶりの4人でのステージが始まりました。

 

 

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オープニングは『主題歌』から。

個人的にはのんちゃんと言えばこの曲のイメージがあります。

2曲目にはタイトル未定を象徴するデビュー曲『踏切』。

「全然変わらないな〜」

そんな風に見ていました。

ところが、数曲披露していくとある変化に気づく。

のんちゃんの息が上がってしまってうまく歌えていなかったりピッチが崩れていたりする。あえてこの言い方を選ぶけれど、“現役”の時にはそんなことはほとんどなかった。

しかし無理もない。

活動休止からの約5ヶ月間、それまでのアイドルの生活とはまったく異なる日々を過ごしてきたのだから。

学業と、アイドルと。その両方とも頑張りたいという、その裏にあったのんちゃんがこれまで続けてきた努力の量に、今更ながら本当にすごい人だなぁと思いました。

 

それでものんちゃんは、全力で踊り、歌い、笑い、楽しむ。その姿は以前とまったく変わらないのんちゃんでした。

それを見ていて、誰か特定の人というわけではないのだけれども、引退試合にスタメンで出て全力でピッチを駆け回るプレーヤー……そんなイメージが重なりました。

 

今日が5人にとってのスタートライン、というMCから『スタートライン!』という曲をソロで歌う。私は知らなかったので調べてみるとアイカツの曲だそう。アイカツもよく知らないので、じゃあ語るなよという感じなのですが…女の子は小さい頃に一度は触れたことがあるのではないでしょうか。

 

キラキラした世界に憧れた少女に戻って。

 

 

その後の、谷乃愛ちゃんとの乃木坂46『きっかけ』。

この歌がターニングポイントであったようなこともnoteで書いていたことがあって。

 

僕の心にもいつの間にか、新しい道ができて。|七瀬のぞみ|note

 

 

途中から泣いてしまってまともに歌えなくなってしまうのんちゃん。


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そんなのんちゃんを気に掛けながらも、気丈に引っ張っていく乃愛ちゃんが頼もしかった。本当に。

こんなの、谷乃愛ちゃんが大好きになってしまう。


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のあのぞ尊い

 

 

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のんちゃんがそれぞれのメンバーへの言葉を送るところ。

冗談っぽく「じゃんけんで決める?」なんて言ってたら本当にじゃんけんして、決まった順番は冨樫優花さん→阿部葉菜さん→谷乃愛さん。乃愛ちゃんは最後になるよね。これは運命。

 

 

冨樫さん。

初めての顔合わせのとき、集合場所へ行くのに迷ってしまっていた。そしたら同じように迷っている、すごくかわいい女の子がいて。直感的に「グループのメンバーの子だ」とわかったそう。

同じアイドル未経験で、同い年で、通じ合う部分が多かったと冨樫さん。

いつもそっと寄り添い、支えてくれていた優ちゃんがいたからやれたことが沢山あった、とのんちゃん。

 

 

 

葉菜ちゃん。

ずっとお姉ちゃんだった。いっぱい助けてもらったし、悩み事もなんでも聞いてくれた。だからこそ最後まで打ち明けられなかった。ホテルで朝4時まで話して、卒業のことを伝えたとき、葉菜ちゃんは真っ先に「嫌だ」と言ったという。

一緒に頑張っていこうねって話していたのに、なんで、なんでのんちゃんは…。うまく受け入れることができなくて、怒ってしまったことを葉菜ちゃんは悔いていた。でものんちゃんもいっぱい考えて決めた道。だから「学業を選んじゃって…」とかは言わないでほしい。

卒業をいつにするかで、出れない期間があるけど最後にみんなで一緒にやりたいと。だからこの日まで延ばしてもらって、今日は一緒にステージに立てて良かった。

 

 

乃愛ちゃん。

卒業のことは乃愛ちゃんに最初に話していた。「絶対後悔するから」「考え直して」と何度も言ってくれた。

いつも一緒で、たくさん観光もしたり、遊んだり。だから離れるのはすごく寂しいけど、乃愛のお母さんがおうちに誘ってくれたから入り浸ると(笑)。

乃愛ちゃんも、一番仲良くしてくれて、思い出も沢山作れて…「これからもよろしくな、相棒!」と。のあのぞは永遠だよ。

 

 

そして『青春群像』。

 

 

『青春群像』タイトル未定 - あいどんわなだい

 

およそ1年前に『青春群像』の歌詞について書いたことがある。

 

 

望んでいた未来じゃなくても

切なくって 切なくって ああ

それでも生き抜いて

またここで会おう

 

 

タイトル未定は、

作品がその全部を歌ってくれている。

 

どの楽曲を聴いても、そこにタイトル未定の物語が浮かび上がる。だから、そこが好きだ。

 

初めて『踏切』を聴いた時から、そういう作品を届ける、届けたい、そういうタイトル未定に惚れ込んでしまったんだ。

 

 

今年のTIFが終わって、葉菜ちゃんがお礼配信をしてくれた。その中でこんなことを言っていた。

 

でも、やること変わってない。

うちらはずっとこの感じでやってきたから。

 

 

タイトル未定がずっと続けてきたのは、

楽曲を通してまっすぐに想いを届けていくこと。

そしてその作品を、歌を、愛すること。

たとえメンバーが変わったとしても、グループが大きくなっていったとしても、その軸が変わることはない。

 


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『いつか』

『灯火』

この2曲で穏やかに、温かく、この卒業公演を締めくくった。

 

アンコールには『道標』。

(1コーラスのんちゃんソロ→全員で)

 

最後までのんちゃんは全力で駆け抜けた。

その笑顔にも涙にも、嘘など何一つなかった。

始まりから終わりまで、のんちゃんへの、タイトル未定さんへの愛に満ちていた。

 

 

決心のきっかけは時間切れじゃなくて

考えたその上で未来を信じること

 

生きるとは選択肢

たった一つを選ぶこと

(乃木坂46『きっかけ』)

 

 



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かけがえない2年をありがとう。

 

 

 

 

2022.8.13 札幌Sound Lab mole

七瀬のぞみ卒業公演

 

〈SET LIST〉

1.主題歌

2.踏切

3.黎明

4.溺れる

5.鼓動

6.綺麗事

・のんちゃんへプレゼント

7.スタートライン!(七瀬ソロ)

8.きっかけ(七瀬・谷)

9.にたものどうし

10.夏のオレンジ

・のんちゃんからのメッセージ

11.青春群像

12.いつか

13.灯火

アンコール

En1.道標

 


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