タイトル未定『前人未踏ツアー』
まずは無事に完走することができて本当に良かった。
名古屋、東京、大阪、そしてファイナル札幌と回るツアー。
そのファイナル公演、サッポロファクトリーホールへ行ってきた。
自分が観たのは、東京以外の3ヶ所で。日付で言うと5/1、7/23、7/31ということになる。
もともと初めの頃はライブとライブの間が数ヶ月空くなんてのは自分にとって普通で。だからこそその間の成長具合に驚いたりしていたんだよね。ここ半年くらいの観に行くペースが自分にはちょっと異常すぎ。笑
5月の名古屋。もうその時の印象を正確に思い出す自信はないけど、やはり新体制になったばかりで「ここから作り上げていく」感があったと思う。もちろんメンバーはその時の全力で挑んでいただろうけどね。それでもステージデビューからまだほんの数日の川本さんに完璧を求めるなんていうのは酷な話で。
毎週ライブがあるというのはもちろん大変だと思うけど、しっかりと課題を見据えて向上心を持って取り組む人には、とても恵まれた環境だと思う。
ライブとは違う部分になるけれど、川本さんは特典会の自分の列が落ち着くと熱心に何かをメモしている。たぶんファンの名前とか印象とか話した内容とかなのかなと思っているのだけど。これも向上心。
アイドルとして、ファンにもっと喜んでもらうためにはとすごく考える子なのだと思う。
ツアー以外にもこの期間に何度かタイトル未定のライブを観る機会があった。
5月はきのホ。ツアー札幌での2マン。
6月はTIFメインステージ争奪前哨戦。
7月はRingwanderung、situasion合同ツアー札幌のゲスト。
観るたびに、自分の中でも少しずつこの新体制が馴染んでいって、ステージには全国各地でライブを重ねながら凄まじい速度で経験値を上げていくタイトル未定が居て。
「ダンスも歌もやったことがない自分が、いきなりこんなに素晴らしい体験をさせてもらえて…」とファイナルのMCで川本さんが話していた。
未経験からタイトル未定の世界に入り込むことは、ファンの目から見てもすごく困難なことだと思う。
川本さんの努力と、それを支えるメンバーの優しさがあってこそ。
そんなタイトル未定の物語の重要な1ピースとして、今、川本空さんが確かに存在している。
谷乃愛さんはMCでタイトル未定の「歴史」について触れた。
自分は途中から加入してきた立場。
その前から、1からグループを始めて頑張ってきたメンバー達が居てくれたから自分が今、こういう大きなステージに立つことができている。
2周年。そういった節目にこそ意識するのかも知れない。
だけど、自分は仙台の時に直接伝えたけれど、乃愛ちゃんももう普通に最初から居るみたいな感覚なんだよね。それに、乃愛ちゃんがどれだけタイトル未定に新しいファンの人を連れてきてくれたか考えてみたら、その貢献度は計り知れない。
だから僕は言うのです。
「谷乃愛はタイトル未定の希望だ」と。
そうだな、乃愛ちゃんの最初の印象は、可愛らしくて、オタクな子だなぁと。アイドルが大好きというのは公言していて、自分がアイドルやるのも楽しいし、観るのも好き。アイドルが夢。尽きない情熱。あとミスチルが好き。天然なエピソードが尽きないというのも。笑
今の印象は当初とは少し変わってきていて、表現へのストイックな姿勢。タイトル未定として、谷乃愛として、どんな表現ができるか探求しているのを感じる。
アイドルスマイルも、強い表情も、想いが抑えきれず溢れちゃうところも、大好きです。
自分の中の新たな扉を次々と開いて見せてくれる冨樫優花さん。
僕たちはそのただならぬ覚悟を、切実さを、ただ見つめることしかできなくなる。
冨樫さんの魅力は多面的で、多層的で、本当にいくつの顔があるのだろう、と思ってしまう。
時には昭和の伝説的アイドルになりきってしまうし、時にはロックボーカリスト、時にはヒップホップ、時には美しく舞い踊るダンサー……まだまだこんなもんじゃ言い尽くせない。
「僕はまだ君を知らない」という記事をこのブログで書いたことがある。きっと未だに僕は君のことを知らないまま。
でも最近、ちょっとずつだけど知ることができてきて嬉しい気持ちです。
素敵なところがたくさんあるから、それを「素敵だね」っていうのを伝えていきたいです。そして広めたい。それが小さくても彼女の自信につながってくれれば、こんなに幸せなことはないんだよな。
埼玉から1人、見知らぬ北海道へやってきて早2年半ほどになる。
そんな行動力があって強い子と見られるタイプだけど、確かに勇気がなきゃそんなこと出来ないし、本当の意味で強い子なんだとは思う。でもそれなりに見てきて、寂しがりやなところも知っている。
そんな彼女が、今まで大好きな家族に頑張っている姿を見せられずにいたのは、悔しかっただろうし、ずっと胸の奥に引っかかっていたはずで。
「遠い空だって 僕は光り続けるから」
ツアーファイナルのオープニング曲「いつか」の出だしでいつになく歌声が揺れてしまったのは、きっとお客さんの数に驚いたのだけが理由じゃないよね。
自分とは何者なのか。何者になろうとしているのか。そんな問いをずっと続けてきた、この2年なのだと思っています。
「ここが私の居場所です。」
これが阿部葉菜さんの今の答えなのだと思った。
タイトル未定を始めてずっと休むことなく走り続けて、タイトル未定をここまで大きく、強くしてきてくれたのは、阿部葉菜さんのまっすぐな想いでした。
「嘘など何1つなくって 心のままに自分を生きてる」
2022年7月31日
サッポロファクトリーホール
タイトル未定『前人未踏ツアー』
〈SET LIST〉
1.いつか
2.主題歌
3.ガンバレワタシ
4.蜃気楼
5.夏のオレンジ
6.踏切
7.にたものどうし
8.薄明光線
9.綺麗事
10.黎明
11.青春群像
12.溺れる
13.灯火
14.鼓動
15.道標
アンコール
En1.蜃気楼
En2.夏のオレンジ
ファクトリーホール。
ありがとうございました。
とても楽しかったです。
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北海道から、歴史を変えよう。
逆境からチャンスを見い出せ。
どんなに世の中が打ちのめしてこようと、
君となら超えられる。超えてみせるから。
8月7日。TOKYO IDOL FESTIVALメインステージ。
前人未踏の世界へ。
私たちは北海道から来ました。
タイトル未定です!