あいどんわなだい

愛はどんなんだい

2022.02.06 タイトル未定2ndワンマンライブ『未明-みめい-』

 

 

2022年2月7日。

 

今日は完全オフの日にして、寝たり起きたり音楽を聴いたりTwitter書いたりを繰り返していました。

 

 

 

 

「タイトル未定が好きです」

 

 

 

 

 

ほんとはこの11文字で事足りるのだろう。

 

 

それを何千、何万文字にもしたいと思うのは、してしまうのは、他でもなく“自分の為”です。

 

 

ここから先は、僕という人間のエゴみたいな、愛みたいな、そういうものだけの長い文章の連なり。

 

 

それでも良ければ目を通してみてください。

 

 

---------------------------------

 

 

 

2022年2月6日。

 

 

冬らしい寒い朝だった。

東京行7:21発の新幹線はやぶさ号に乗る。

日曜というのに、車内に乗客の姿はまばら。

数日前から僕の心はザワザワ。

タイトル未定を聴くと気持ちが昂りすぎてしまうので、遠くの景色を眺めたり、同日の夜に行く予定のpollyのアルバムを聴いたりしながら移動時間を過ごした。


f:id:kasimasi1003:20220208011500j:image

東京駅。

もう少し暖かいのかと思っていたけど、ちゃんと寒いな。

地下鉄都営三田線で大手町から白金高輪駅まで。このルートは最近何度か使ったので乗り換えにももう慣れた。地下鉄車内にほぼ話し声はなく。少し不気味な感じがしたな。

白金高輪SELENEに到着すると、9時30分からのタイトル未定さん集合チェキ会が開始していた。笑い声が聞こえる。あぁ、逢えるんだなと、ここでようやくホッとする。無事にこの日を迎えられてよかった。参加する人の列へ入る。

撮影後、少しトーク時間があるとのことだったので、どんなことを話そうかなと2日ほど考えていた。なんか面白いことやろうかと、Amazonで変装グッズ見たりとかして本気で買うか悩んでた。

きっと自分とは比べものにならないくらい緊張してるだろうから、少しでも笑えることがしたかった。バカみたいに。でもこの通り、自慢じゃないが僕はユーモアセンスにはまったく自信がない。メンバーの間に入って撮影する人も多かったけれど、僕はそんなのおこがましくて端っこに入らせてもらった。メンバー、少し戸惑わせてごめんなさい。

(顔だけ隠します)
f:id:kasimasi1003:20220208011737j:image

そんな僕の第一声、『グッモーニング!』。自分の中では外国人のノリで言ったつもり。これが僕なりの精一杯のカマしだ。

メンバーは、たぶん少し笑ってくれた。正直なところ、緊張してて顔とかちゃんと見れてない。でも今日伝えたいことだけは伝えておきたくて。

『みんなタイトル未定のことLoveだから、失敗とかもう気にしないで思いっきり楽しんで。』そんなような内容。

だって今日は全員タイトル未定が好きな人しかいないんだから。何だって受け止めてくれるよ。

それが言いたかった。

新衣装、色味も綺麗で、とても素敵だった。

ライブまであと2時間半。

軽く腹拵えをして、ゆっくり本を読んで時間を待った。

入場時間になると、入場を待つ人がもうたくさん。リハーサルが予定より長引いて開場が少し遅れるというアナウンス。ギリギリまで最終確認をしてるってことかな。悔いを残さないライブが出来ますように。

白金高輪SELENE b2。

タイトル未定5人体制ラストのステージで。

阿部葉菜さんが以前のグループでワンマンライブをした、思い入れが深い場所で。

今日、ここにまた新しい足跡を残していく。

いろんな意味が重なって、始まる前から泣きそうでした。

 

 


f:id:kasimasi1003:20220208011848j:image

タイトル未定2ndワンマンライブ『未明-みめい-』、開幕。

-------------------------------------------

 

 

 

 

 

暗いステージに、ゆっくりと歩いてくる影が1つ。

スポットライトに照らされて、それが誰なのか、わかった。

 

 

阿部葉菜さん。

 

 

“遠い空だって 僕は光り続けるから”

 

 

ピアノの音色とともに響く、葉菜さんの

『いつか』

の独唱からこのライブが始まった。

 

 

続いて、メンバー全員揃って最初に披露したのは

『主題歌』

“夢みたい 夢に見てた 始まりの場所に立っている”

まさに今、始まろうとしているステージに、ぴったりの歌。最初から泣かせないでよ、本当に。

元気で盛り上がる曲の勢いから、次は

『ガンバレワタシ』

優しいクラップに包まれるフロア。これはタイトル未定とファンが一体になって作るライブ。たとえ声が出せなくたって、僕たちには身体がある。愛を示す手段はいくらだってある。

今のみんなに伝えたい、

“大変よくできました。”

次は冨樫さんの「大切に歌い続けます」という言葉から、タイトル未定のデビュー曲となる

『踏切』

へ。電車の走り過ぎる音、少し長く感じるその余韻。

“僕はずっと息を切らしては 僕を探し続けていく”

タイトル未定はずっとこのテーマを抱きしめながら進んでいくのだろう。その道が終点を迎えるところまで。

そのテーマへ、さらに深く深く潜っていくような

『薄明光線』

が続く。タイトル未定の表現に陰と陽があるとするなら、「陰」の性格が色濃いこの楽曲。VJの光の演出とも相まって、とてもエモーショナルなものでした。

“夕焼け空の雲との切れ間に 明日という名の薄明光線” 

挫折や絶望感、今そういうもので思い悩んでいたとしても、希望は必ずある。この曲が同時代を生きるアイドルさんから支持されているのもわかるような気がする。

『溺れる』

“きっと夢なんて要らないかも知れない どうせ苦しくなるんだいつか”

どうしようもない渇望の吐露と、だからこそ一歩踏み出す決意。僕にはそういうメッセージに聞こえる。そのメンバーの気迫がすごくて圧倒されてしまった。

このシリアスな曲の流れから、次に来たのは

『夏のオレンジ』

今は冬だけど、良い曲はいつ聴いたって良いもの。イントロからもう多幸感いっぱい。

“君とならこの夏の向こう側 どんな景色も光り輝くよ”

タイトル未定となら、どんな景色も素敵になる。そうでしょう?

さて、次は。

このところ、例外的なソロ曲ライブ以外では歌うことのなかった

『青春群像』

今回はピアノアレンジで。より、直接的に歌詞の内容が刺さってしまうよね…。

 

メンバーの目にも涙が浮かんでいる。それはそうだろうな、と思う。そういうところが好きなんだ、タイトル未定さん。

心の込もった歌。贅沢に味わわせてもらいました。

 

オープニングで葉菜さんが歌った、

『いつか』

を今度は全員揃って。流れ星のVJが綺麗だったなあ。

この曲は歌ってないメンバーが踊る姿がとても美しくていつも見入ってしまう。

タイトル未定さんがもっともっと大きく羽ばたいていく未来。

“そんな「いつか」を夢見ている”

次の曲です。

VJには燃え盛る炎。並び立つメンバーがそれぞれに手に持つランプ(でいいのかな)。

初披露の新曲、

『灯火』

すでに音源は解禁されてたので何回も繰り返し聴いてたけど、実際に聴くとラップパートとかもやっぱり生のグルーブ感があって。

そしてタイトル未定は全曲そうだけどこれも歌詞が素晴らしい。天才。


f:id:kasimasi1003:20220208071843j:image

『灯火』からの

『にたものどうし』。

もうこの流れだけで泣いてた。

5人体制での記憶も新しいこの歌。あの時のSELENEから、4人になって。また同じここSELENEで。

デビュー1年のプレゼントのような曲だったけど、こんなに大切な存在になった。

冨樫さんが、隣の葉菜さんを向いて

“ここまで来れたね”

と語りかけるように歌う。

遠い昔、仲間たちとワンマンライブをした場所に立って。

2ヶ月前に大切なメンバーとお別れした場所で。

思わず顔を抑えてしまったその感情は、察するに余りある。

“手を取って新しい冒険を始めよう”

その歩みをこれからも変わらず見守っていきたいなあ。

ここからはラストスパート、

『綺麗事』

ライブも終わりに近づいて、「この時間が終わってほしくない」と思う。

“終わり それは次のはじまり”

大切な思い出を胸にしまいながら、前を向いていかなくちゃ。そういう気持ちになる。

“笑われてもいい 綺麗事を言わせてよ”

葉菜ちゃんの伸びやかな声で。

“夢とは叶う為にある”

意思のある乃愛ちゃんの歌。

『綺麗事』、大好きな歌です。

そしてタイトル未定のアンセムとなってきた

『鼓動』

何よりメンバーが生き生きとしていて。

この瞬間を全力で楽しむ。楽しんでもらう。

そういう気持ちが溢れてた。

クラップも過去イチで揃っていたような気がした。すごく気持ちよかったです。次、というか、そう遠くない未来に、一緒に歌いたいね。そういうビジョンで作られた歌だと思うから。この曲のポテンシャルはまだまだ上がある。

『道標』

VJで歌詞が写し出されながらでした。amazarashiのライブでそういうのは見てましたが、やっぱりこう入ってくるんだよね。視覚的に。

“一緒に次はどこまで行けるだろう”

“君とならどこまでも行けそう”

タイトル未定さんとどんな景色を見ていけるのかな。素敵な景色を見ていきたいな。これからも。

そして、本編ラストの曲。

『青春群像』

俺たちの『青春群像』がついに……!と。

今、この瞬間こそが“青春群像”そのもの。人生讃歌。

僕の『青春群像』への想いはこのブログでも書きました。検索すると結構上位に来るみたいで、今のところアクセス数最多の記事になってます。だから何ってわけでもないけども。別にアフィとかでやってないしね、笑

まぁそんなのはいいとして。

途中、スクリーンで過去のライブ写真が流れていく。もちろん初期の4人も、そして5人の時もオールタイムです。それはずるいってば。

また歌割りが新しくなり、

“踏切沿いの帰り道で”(阿部)

“いつかの主題歌が流れていた”(冨樫)

“ガンバレるかな 綺麗事ばかりじゃなくて”(七瀬)

“遠い空に五つ星 薄い光に照らされては”(谷)

ここまでをメンバーのソロで繋いできて、

“覚えている あの日の鼓動”

で、全員の声が重なる。

前のも好きだったけど、この形もすごく好き。

“切なくって 切なくって ああ それでも生き抜いて またここで逢おう”

ここで特効テープがバーン!ですよ。

大きなワンマンならではの演出もあり、大盛況のうちに幕を閉じました。最高だったな。


f:id:kasimasi1003:20220208071903j:image

 

暗転し、アンコールの手拍子が鳴る。

ここまででもう十分すぎるくらい満足してるんだけどね。

 

 

メンバーが再び登場して、それぞれに想いを語っていく場面があった。

それぞれに、自分と向き合って、悩んで、苦しんで、そんな自分が嫌になる時でも、支えてくれる人がいる。皆に共通していたのはそういう想いだったかなと思います。

のんちゃんは終始泣きながら、今の気持ちを伝えてくれました。のんちゃんの努力量には本当に涙が出ます。『灯火』のラップパートとか自分でやってみればわかるけど激ムズだし。そんなのんちゃんだから、応援する人がたくさんいるんだよ。でもつらいときはつらいって言っていいんだからね。これからも見守っているよ。

優花さんは、声が出なかったらとか不安だった中、ライブ前のチェキ会でもらった「みんなタイトル未定Loveだから安心していいよ」という言葉に助けられたと。だって僕らは評価とか点数をつける為にここに来てるわけじゃない。一緒に素敵な空間を味わいに来てるんだから。思いっきりやりたいようにやって、シンプルにそれだけで良いんだ。

葉菜ちゃんは、特に思い入れも強いのを知ってるから。年末年始に帰省したとき、世の中も少しは落ち着いてきて、ご家族が今回のライブに「行くね」と言ってくれていたそう。だけど1月の後半から今現在、またリスクの高い状況になってしまっていて。どんなに見てほしかったかなって思って、そんな話を聞いていて、堪らなかった。そんな切ない話ないよ、って思った。

そんな想いを抱えながら、「誰かに見せるために、届けるために、私たちはステージに立っているので」と語り、最高のライブを見せてくれた。最高の歌を届けてくれた。ありがとう。本当に。最高の推しメンです。大好きです。葉菜ちゃんの想いがちゃんと報われますように。願っています。

乃愛ちゃんは、自分には個性やキャラがない、なんていう悩みを打ち明けてくれた。正直な感想を言うね、何を言ってるのかわからなかった。たぶん謙虚すぎるんだと思った。それはタイトル未定みんなそうなんだけれど。谷乃愛はすごいんだよ、自分でわからないなら教えてあげる。『灯火』のソロだとか、もうエースやんかと思ったし。気持ちが乗っかった歌、楽しませようとするサービス精神、魅力しかない。「谷乃愛はタイトル未定の希望だ」って言い続けるよ僕は。

だいぶ熱っぽくはなってしまいましたが、ぜんぶ本心です。素直に受け取ってもらえたら幸い。

そして、アンコール本当にラストの曲は、新曲

『灯火』

振りとかも、一度見たら真似しやすいような、それでいて歌詞のメッセージが伝わる、とても素敵なもので。

 

“灯火 日々照らす この道

灯火 導いてくれる 君

一度きりの人生 思いきり

前に 進むから

迷ったりしたら また照らしてね

一緒に 笑ったり泣いたり よろしくね

ずっと

 

友よ これからも 同じ季節をめぐろう

友よ いつまでも 共に歩こう”

 

 

………なんて素敵な歌詞なんでしょう。

タイトル未定の歌はストレートすぎて恥ずかしくなる、そんな感想を聞くこともある。アイドルってそういうものだし、綺麗事を歌うことは珍しくないと思う。

でもね。

歌詞を読んだだけじゃ、伝わらないことがある。

タイトル未定の歌で届ける、伝える。

そういう活動をデビューからずっと続けてきたから、今こうしてSELENEのワンマンライブをやれている。北海道のグループが、アイドル楽曲大賞でアルバム部門と推し箱部門の2冠ということをやってのける。

それって、奇跡みたいなことなんだと思ってる。

そんな奇跡みたいな瞬間を、近くで見ていられることが本当に本当に幸せです。

 

 

来月にはタイトル未定のホーム・札幌でのワンマンライブ『黎明』があります。

そして5月からは1年ぶりとなるライブツアー、さらにアコースティックツアーも行うとのこと。

今よりも忙しくなるだろうし、大変なこともあると思うけれど、各地でタイトル未定の歌を待っている人がいます。

素敵な歌を、思い出を、残していってもらえたらいいな。そしてまた、その先へと。

 

 

素敵な夢を見た日でした。

タイトル未定の夢が全部叶いますように。


f:id:kasimasi1003:20220208072012j:image

 

 

 

 

 

 

 

タイトル未定が好きです。