あいどんわなだい

愛はどんなんだい

2023.2.6 INUWASI TOKYO Oneman Tour“N” at 恵比寿LIQUIDROOM


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はじめに

 

INUWASIの印象と言えば「ちっちゃい子たちがハードコアやってる」だった自分のイメージを変えられたのが昨年のTIFでした。たぶん6月の前哨戦の時だったと思うけど、僕はタイトル未定の応援の為にバスで東京に向かってて最初の4組の様子は車内で配信を見ていたんだけれど、そこでINUWASIが曲調的には結構キャッチーな曲をやっててしかもべらぼうに歌が上手い子がいるぞと。これは来るなぁと思っていたらやはりその組を1位突破して決勝戦に進んできた。その決勝戦で披露したのは「Planetes」と「ストリングスウォーズ」。がるむさんの「INUWASI、もう1度勝ちに来ました」のボースティング(←合ってるかわからないけど使ってみた)には痺れた。

 

 

そんな感じで、そのTIFからINUWASIに注目し始めた新参の僕が3周年ワンマンに行ってきたっていう話をします。

 

と言っても見てきた時間も回数も全然ないからそんなに沢山語れないんだけれど。

 

 

いやーーーーーー楽しかった。とにかく。

 

 

 

“コロナ明け”

 

まず始まる前に気にしていたのは「声出し」していいのか?って部分。コロナ禍でライブも規制が当たり前の世界になってしまったけれど、本来はオーディエンスの声援とか声にならない声とか、そういうのがあってこその“ライブ”だろうと。

チケットサイトの注意書きには、様々なお願いをする形になりますという文言はあったけれど、その後いろんなアーティストが規制緩和をしていたりもして、正直なところ現場に入ってみないとわからないかなと思いつつ入場。

 

 

結果、オープニングのSEから地鳴りみたいな歓声が起こる。

 

 

「オッケーそう来なくちゃ!」と。

別にもともと自分はMIXとかやらないタイプだし、MCとかでセンスない合いの手を入れるのも好きではない。メンバーの名前を呼びたくなったら呼んだり、ワーとかキャーとかうおー!とか感動を表現したいだけ。ただそれだけなんすよ。声が出せないなら拳を上げるとか拍手するとか違ったやり方もあるけどね。

 

 

まあ未だにいろんな意見の人がいるんだろうけども、個人的にはいろんなところを正常に戻していこうよっていう気持ちが強いよ。

 

 

特に“最初で最後の”とまで言って煽っていたバンドセットのライブで静かなフロアなんてのは勿体なくて仕方ないからね。個人的にも“コロナ明け”一発目のライブがこういう形で迎えられたのは良かったです。

 

 

ほんとバンドの生音も気持ちよかったーーーーー。

最高のひとことに尽きる。

 

 

 

開演前に周りの様子を確認してみたらしっかり人も入っていてさすが完売だな〜と思ったな。平日のLIQUIDROOMソールドアウトは立派です。自分は下手サイドの真ん中辺りかな?特にどのポジションが良いとかもわからないので見やすそうなところへ行きました。たまたま近くにはがるむさん推しが多くて居心地が良かったな。盛り上がる僕たちを見てニコニコしてくれるがるむさんが尊い

 

 

メンバーの印象

 

一応ね。簡単にさらっと。

 

・ライカさん

ライブ中の凛々しい表情が素敵でした。隊長だそうですが、強いリーダーというよりは愛されタイプなのかなぁ。

 

・イヴさん

ファルセットがとても綺麗。声質に特徴があって良いよね。あと新しい黒衣装も手伝ってか思ってたよりもセクシーお姉さんでした。

 

・カリヲリさん

元気。運動神経良さそう(イメージ)。ダブルアンコールの時、目を潤ませていたけどまっすぐ前を向いていてかっこよかった。

 

・はのんまゆ

はのんまゆーちゅーぶの人!一番楽しそうにライブする子。見ていてこちらも楽しくなる。セクシー系かと思いきや全然小動物でかわいい。

 

・がるむさん

クールな佇まいもかっこいいし(フード被る姿ほんと好き)、美しいし、でも昨日は笑顔も多かった。あんなん見たらキュンとしてしまう。きっと素直な人なのだろう。好きや…

 

・すずめちゃん

歌うま最年少すずめちゃん。もうこの子は誰が見ても聞いても逸材。それだけ任されるパートも多いんだけど、歌う喜びを全身で表現している感じがめちゃくちゃ良くて。「ストリングスウォーズ」でのまくし立てにはやられちゃったな。そこからフロアも含めて加速してった感がある。

 

 

 

 

3周年

 

縦軸の視点として少し。

 

 

3年もの間、同じメンバーで活動してこれること自体が本当にすごいこと、それだけで奇跡みたいなこと。

アイドルが好きなので(現場に行く行かないは置くとして)自分もいくつものグループを見てきていますが、もっと短命なグループなんていくらでもいるし、活動は続いていても3年も経てばメンバーは多少なりとも入れ替わっているのが普通という感覚がある。好きな気持ちだけで続けられるほど甘くもないだろうしね。

1人も欠けることなくここまで活動が出来ている。ずっと応援している人にとっては本当にそれだけで感謝という気持ちがあるんじゃないかな。

 

 

それから、

 

敗北にも意味があるんだ、って思いました。

 

 

あと一歩のところまで迫ったTIFメインステージ争奪戦。すごく悔しい思いをしたと思う。何が足りなかったのか、とか、どうすれば勝てたのか、とか。

でも明確な答えはないはずで。そういう事実があるだけ。それを素直に受け止めて、前を向いていくしかない。なんて言うのは簡単なことです。

 

 

でも思います。そういう全部がきっと未来の糧になるし、本当のファンはそんなことで応援をやめたりはしない。むしろそういう経験を通じてもっと絆を強くすると思う。

絶対幸せになってほしいと願うから。

夢を叶えてほしいから。

そう、全部愛なんだよ。

 

 

そしてそのライブパフォーマンスで心を掴まれて平日だろうが地方住みだろうが金がなかろうが(おい)とにかくワンマンライブを観に行くぞっていう僕みたいな人も現れるわけです。そんな風にして広がっていくんだな。そういえばライブ後にコインロッカーの扉が開かなくて焦っていた人がいたんだけど(気づいて声をかけたらすぐに開いたので大丈夫だった)、名古屋から来て新幹線の終電があるって言ってたっけ。彼、ちゃんと間に合ったかな。

 

 

 

All I Know

 

あと、僕がINUWASIで一番好きな『All I Know』という曲があります。そのメッセージ性が好きで。詳しく説明とかは野暮なのでしない。きっと大切な曲なんだろうなと感じていました。

 

 

今回その『All I Know』をやる前にがるむさんのMCがあり。

コロナ禍の活動の中でグループの方向性も少しずつ変わり、シャウトを担当していたがるむさんの言葉を借りれば「自分が居る意味はあるのか」と迷ったりもした。

僕が何か言えるとすれば、INUWASIのがるむさんが居る、ただそれだけで意味があるんだと。シャウトするもしないも関係ないよ。(しなくなった訳ではないんだけど。)

 

 

そして『All I Know』は新たな形として生まれ変わった。

 

 

歌は生き物なんだなぁ、と思った。

 

 

タイトル未定の阿部葉菜さんが『夏のオレンジ』という曲の中で、季節に合わせて歌詞を変えるところがある。ちょうどそんな風に、歌というものはずっと同じ形というわけではなくて。その時、その瞬間に合わせて、変化していく。

 

 

今のINUWASIだから歌える、表現できる『All I Know』に進化したのだと思っています。

 

 

未来に向かっていく意志を込めた歌。

ジャンルに囚われるなんてナンセンスだ。

そこにINUWASIの魂があるなら、それはきっとINUWASIだけの音楽になる。

 

 

 

世界を目指せる音楽

 

 

この記事のタイトルを打っててふと思ったのですが、「TOKYO Oneman Tour」の「TOKYO」を「WORLD」に変えてもしっくりくる感覚になったんですよね。こいつ訳わかんねぇこと言ってるなと思ってください(笑)。とりあえず思ったってこと。

 

 

で、INUWASIの音楽性ってたぶん海外でも受けやすいんじゃないのかなーと。言語がどうこうはともかくとして、サウンドだったりね。今でこそコロナの影響で海外でのライブというのはちょっと遠くなってしまった感もあるけれど、その前を振り返ると日本のアイドルが海外でライブというのは結構あったわけです。一度も日本を出たこともない僕が言うのもなんですが(笑)。それとはのんまゆは確か英語得意だったはず…。

 

 

「上を目指していく」「大きくなる」

これはINUWASIのメンバーからよく聞かれる言葉です。

その意味がそういう方向を目指すことなのかは定かではありませんが、

 

 

「INUWASI WORLD Oneman Tour」

……ね、なんかワクワクしてきませんか?この響き。僕はワクワクします。

 

 

ま、まずはその前に今回発表された、2つのワンマンライブ。

 

 

2023/5/27(土) 渋谷クラブクアトロ

 

2023/10/23(月) Spotify O-EAST 

 

 

階段を登るように、着実に。

 

 

 

 

 

なんか最後すごい大きな話になってしまったけれど、もちろんライブ見ながらこんなことは全然考えてませんでした!w

 

 

もうね、ライブ中は脳汁ドバドバの「何これ楽しい〜〜〜〜」が98%。残り2%くらいがそれを上から眺める冷静な自分という感じ(笑)。

 

 

本当に楽しくて、自然と笑顔になれるライブだったんだよ。

 

 

 

そんなわけで、長々とした文章を読んでいただきどうもありがとうございます!

 

 

そしてINUWASI、3周年おめでとうございます!

またどこかで会えますように。

 


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