あいどんわなだい

愛はどんなんだい

炭鉱のカナリア


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「言いたいことをすぐ言えちゃう人」っていますよね。良きにつけ悪しきにつけ。生きるの楽だろうなー、と思います。

 

言いたいけどどういう表現で言えば伝わるかな、こんなこと言ったら気分害するかもな、いきなり話しかけて変なやつだと思われそうだな、とか、まあ頭に浮かんだ言葉をすぐに口には出せません。僕らみたいなもんは。(※そのぶんSNSでイキリがち。でも反応が怖いからいつもちょっと腰が引けている。)

そのままで結局言わない時もあるし、言ってみてやっぱり変な感じになって落ち込むこともあるし。そうして心の余計なゴミが溜まっていく。そんな自分にも嫌気が差して、どうでも良くなって、ますます自分の中に閉じていくという悪循環。

 

と、悪いことのように書いてはいるけど、その“繊細さ“を持っていることが武器になる、ってこともあると思うんですね。

 

元気!さわやか!はつらつ!パワー!

そういう明るくて盛り上げることが得意な人の存在ももちろん大事。そういう人は、それで自分自身のことも盛り上げてどんどん良い状態になっていくし。

 

一方で、それとは違い、冷静で、大人しく、周りを見ながら、頭でいろんなシミュレーションをしながら進めていく人も必要。

 

もし、この道が間違っているとしたら、方向転換しなくてはならない。そのことに早く気づけるのはある種の“繊細さ”を持っている人なんだと思います。

これはなんだか雲行きが怪しいぞ、風向きも良くなさそうだ、そこに無謀に突っ込んで痛い目に遭う前に。

 

『繊細さん』だかいう本が話題になったと聞きます。読んでないのでよくわかりませんが、HSPについては20年近く前に外国の専門家の人が書いた書籍を読んだ覚えがあります。もちろん日本語訳してあるやつです。題名は忘れました。

それを読んで、というかそもそも、読む前に書店で見て気になるという時点でそういうことなんだけれど、自分ってこれなんだろうなぁと思う点が多々あったんですね。学術的には今とはまた違っていたりするところもあるのかも知れないけど。敏感で、気にしすぎで、考えすぎるところがある。ぼんやりとした言い方だけどそんな感じかな。

 

だからと言って何かの解決になったわけではなくて、自分がそういう性質を持っている、そしてそういう人が一定数いるってことは理解したというだけ。

 

これは多分変えようとしても変わるものじゃないから、それなら良い方に捉えて、自分のその性質を仕事なり、人間関係なりで上手に使っていけばいいのかなぁというヒントにはなったような気がします。実際できているのかは、今でも自信がありませんが。