映画『あの頃。』を見た。
当時、アイドルをサブカルの文脈で語る、というのが多分ちょうど流行りだした辺りで、その後のAKB48〜ももクロといったアイドルを語る際にもその風潮はあって。そういうやつだとちょっとなぁと思いつつ観に行きましたが、しっかり「オタクの映画」であり、松浦亜弥、藤本美貴、石川梨華、Wなどなど、「あの頃のハロプロの映画」でもあり。
一方で、アイドル側へのアプローチはあくまでも“推し”としての描き方に徹していて。まあオタクを描くのだからオタクからの目線なのは当たり前なのだが。
そこには一種の、ハロプロに、そしてアイドルに対してのリスペクトを感じた。
基本的に、不謹慎な作品ではある。登場人物たちは大体クズだし、最近じゃ珍しいくらいに平気で下ネタを繰り出してくる。女の子をこの映画に誘って連れて行くのはやめといた方がいい。とにかくそういうやつらの日常を描いていく。
家に集まって飲みながらDVDを見たり、一緒に風呂に入ったり、バンドやったり。そういうのを歳も職業も関係なく、「同じものが好き」という同士で同じ時間を共有し合う。
その幸福感っていうのが丸ごと詰まっているような作品だったなぁ。
でも、こんなのが映画化ってほんとにあり得ないっていうか、奇跡みたいな話だなと思った。
この奇跡のような映画に出会えた私たちオタクは幸せなオタクだよ。
そして、この名曲を縦軸にするのは、ズルい。
どんな風に呼べば良いのか
わかんないから近寄って
話しかけてる私って
性格まで変わったわ
恋の神様のこと
「腕落ちたぞ!」なんて
ぼやいてたこと
ざんげですね
片思いも出来なくて
人生つまんないって時期もあった
今 実際 恋愛中
久しぶりに夢中
いつまでも二人でならば
人生楽しんで行けそうだね
まだ実際ぎこちなく
よそよそしいけれど
買い物することになったわ
これってデートなんだよね
どんな服にしようかな?
スニーカーでいいのかな?
恋の神様ちょっと
幸せで怖いわ
寂しい時期も
無駄じゃないんだね
好きな人も出来なくて
グルメ気取ってた時期もあった
今 実際 恋愛中
愛する人に夢中
いつまでも二人でいたい
パンが一つなら わけわけね
まだ 実際 駆け出しね
全ての始まりね
好きな人も出来なくて
グルメ気取ってた時期もあった
今 実際 恋愛中
愛する人に夢中
いつまでも二人でいたい
パンが一つなら わけわけね
まだ 実際 駆け出しね
全ての始まりね
恋愛進行形
素敵な作品をありがとうございました。