あいどんわなだい

愛はどんなんだい

「僕が死のうと思ったのは」・前編

 

 

 

 

───僕が死のうと思ったのは、まだあなたに出会ってなかったから───

 

 

 

思い返すと、1年前の今頃はどん底だったのです。コロナとかじゃなくて。

このブログでもちらっと匂わすようなことは書いたけど、本当にね…。思い出すことすらもしんどいのでもはや記憶も曖昧になってるくらい。でも心の膿を出すつもりで、恥を忍んで書いてみますか…。

 

 

2020年12月初め頃。

当時の自分がどんな状況だったかというと、毎日沈んだ気分で。理由ははっきりしている。そしてこれを解説するのにはさらに時を遡る必要がある。

 

2018年9月23日。

これは日付まで正確に覚えているのだけど、当時同居してた相手から逃げ出すように留守中にこっそり引越しをした。なぜそんなことに至ったのかを話せば長いのだけれど…とにかく当時の自分の精神状態は明らかに異常を来していた。その原因はやはりその相手との関係の問題。これはまあ入り組んだややこしい話なので説明は省く。

概要だけ押さえておくと、2017年の春から1年半の同居生活をしていた。相手には連れ子あり。そういう生活を始めるきっかけは自分が提案したことだった。この先ずっと一人でいることへの寂しさか、家族のようなものを持ちたかったのか。そんな淡い期待を抱いていた。しかし当時の自分には思慮も覚悟も足りなかった。早3ヶ月で家庭内別居状態に。なけなしの貯金も予想以上に早く消えた。そして結果的にその生活は壊れることとなる。

(いや、壊したのは自分か。)

 

 

2019年1月に精神の不調から2ヶ月程度の休職をした。その期間、少しずつ体調を整えながらこれからのことを考えた。まず、当時の職場での業務は明らかに長時間労働で生活のリズムも崩れがちだった。休日も希望通りには取りづらく、行きたいライブにどうしても行けないなんてことも。そういったことも含めて、仕事を変えることにした。もともと働いてる時間に対しての収入は少なかったので同じ条件か少し良いくらいの仕事を探すのにはそれほど苦労はしなかった。

 

 

新しい生活が軌道に乗ってはきたものの、目の上のたんこぶというか、喉に刺さったままの骨というか、まあ言い方はなんでもいいんだけど、件の同居人が前の部屋にまだ住んでいた。家賃は全額こちら持ち。こっちとしてもすぐに追い出そうなんて気はないけど、正直言ってただの無駄なんだから早めに出てほしいわけで。ところが一向にその気配もなく。突っ込んで話をしようにも、子どもの学校がどうのこうのですぐには動けないと。すぐに動けないのはわかってるからとりあえず先の見通しを教えてくれという話をしているのに、まったく話が進展しないまま2020年になる。

 

 

続きます。