あいどんわなだい

愛はどんなんだい

アイドル活動はビジネスなのか?について。

いきなり核心を突くんですけど、アイドルとの関係性というのは一種の幻想のようなものだと思う。まあ幻想だろうが本人がリアルだと信じていればリアルになるのかも知れないが。これは突き詰めていくとちょっと怖い話にもなりそうだな。

 

 

ところで僕は基本アイドルにプレゼントは贈らない主義だ。昔、血迷って誕プレを渡したりしたこともあったが……絶対使ってないだろうなぁ。

 

 

 

 

なぜプレゼントを贈らないか。

高価なもの(※そもそも高価なプレゼントは受け取らない運営も多いようだが)を買う財力がない。

良いものを選ぶセンスも知識もない。

その2点が大きな理由ではあるのだが、より本質的なことを言えばアイドルとの関係性はやはりリアルじゃないと考えるからだ。

 

 

もう少し噛み砕くなら、どんなにその人が1人1人と向き合ってくれていたとしても、その『1対1』の関係がいくつも同時に存在するのがアイドルなのだ。

 

 

 

 

真面目な人ほど、その『1対1』を大切にしている。しすぎてしまっている。もし、そのことでキャパがいっぱいになってしまってアイドル生命を縮めるような結果になるのなら、『1対1』なんて要らないとさえ思う。

 

 

その中で自分だけが特別な関係になろうとするのは愚かだし、無駄な試みだと思う。あわよくば成功したとして、その場合は相手のアイドルとしての未来を犠牲にするということにもなり得る。

 

 

 

 

「アイドルとして」、相手のことを思うのならば、より多くの人から愛される存在になってほしいと願うし、自分のエゴで自分だけのものにしたいだなんて思わないんだな。それが優しさじゃないか。

 

 

まあ、独占欲自体は否定しないよ。表現の違い。

 

 

 

 

楽しく話してくれるのも、たくさん感謝を伝えてくれるのも、すべてはビジネス。そう言いきってしまうと冷たいかも知れないけど、それは否定できないだろう。対価を払わなきゃ基本話すこともできないのだから。

 

 

その上で、矛盾してはいるけれど、100パーセントビジネスとも言いたくはなくて。

 

 

 

 

そうだなあ、通常の『1対1』の関係とは少し角度が違うというか、そこには人と人の関係、温もりとか、思いやりとか、思い出とか、がちゃんとあると思っていて。

 

 

それをすべてビジネスと言い切ってしまうのは寂しい。心が通じ合うことはあると思う。

 

 

 

 

ってかそんなことはみんな分かりきった上でアイドル推してるのかなあ?だとしたら、こんなわけわかめな文章を書いている自分恥ずかしすぎるな。恥ずかしいのはもう今更か。

 

 

某アイドルさんとライブ後に話した時に、「よそ見が多いよ」って言われたのが実は未だに刺さっていて(笑)。

 

 

図星というのもあったし、なんかこう、そんなことを言ってくれたのが嬉しくて。不満みたいなことを言えるのはそれなりに心を開いているからだと思うんだよね。ちゃんとこっちを観察してなきゃよそ見してるかなんてのもわからないんだし。ただの自惚れだったら笑って聞いてほしいけど。うん。

 

 

 

 

「ありがとう」というのも、もちろん嬉しいし素敵な言葉だけど、ある意味誰に対しても言えちゃう無難な言葉とも言える。

 

 

 

テンプレートの言葉じゃなくて、その人の心から出た言葉を、ちゃんと汲みとっていきたいなあ。

 

 

 

(閲覧注意)自分の中のバケモノ

暑い。暑すぎる。マジ夏すぎる

 

 

幸いというかなんというか、仕事する空間は冷温室的な所なので夏場は仕事しながら暑さに苦しむことはないだが、そのぶん真っ昼間に外に出たりするともう心が折れるね。

 

 

そういうのが関係あるのか知らないけど、このところどうも精神のバイオリズムがよろしくなかったりする。まず人と話さないのが良くない。それはわかっているんだよね。でも、別に話したいと思ってない人とわざわざ話題を探してまで話そうとは思わないわけよね。

 

 

桜寝あしたさんのnoteがなかなか切実な内容で、まあ言わないまでも同じように苦しんでるアイドルさんはいたりするよなぁと。アイドルじゃなくてもだな。

 

 

多動はないんだけど、自分の場合は衝動性は強い方だと思う。ただ、それは感情に突き動かされてすぐに行動や言動にしてしまうのではなくて、溜めに溜まったものが「ここだ!」というタイミングで出てくる。2D格闘でダメージ受ける度に溜まっていく必殺技ゲージが常に満タンで、それをぶっ放す頃合いを窺っている感じ。

 

 

でも、実際にぶっ放す機会なんてそうそうないんですよ。他人の目とか基本どうでもいいけど、そんな僕だって一応まともには見られたいし。いやすでに見られてないかも知れないけど。

 

 

じゃあどういう方法でぶっ放すかというと、いやこれあんまり言わない方がいいのかなー。言えるやつだけ言うか。

 

 

1つは、一人ボウリング。と言っても最近全然行ってないし通算で3回くらいしか行ってない。でもスッキリするのには良い。ピンを倒す、それだけに集中できるし、体もほどよく動かすし。ただ、今は右の手首をちょっと痛めているのでボウリングは自重している。もうぼちぼち2ヶ月くらい痛い。

 

 

そうだ、なんやかんや小さいケガも続いてて。手首と、足の指と、あとどこだっけな。足首も前に階段降りてて捻ったか。これはもうほぼ治ったけど。足の指はもしかしたら折れてんじゃね?ってくらいには痛い。たまに患部に体重がかかったりすると死にそうになっている。

 

 

ぶっ放す方法その2、ゲーム。これはまあ普段から休日はよくしているんだけど、これも集中するからいいんだろうな。余計なこと考えない。もし考えてしまうならその時はどのみち楽しめないから別なことをする。

 

 

その3。爆食い。ただ悲しいかな、気持ち的にはがっつり食べてストレス解消した!と思っても、体がもうおじさんなのでもたれるよね。それで結局バッド入る。意味がない。

 

 

音楽はね、普段から聴いてるから劇的な効果は望めないんだよね。どちらかと言えば食事するのに近い。栄養分として音楽は必須。

 

 

その4。映画。僕はアマゾンプライム会員なのでプライム会員無料のやつを基本探して。なんか急に見たくなったりしたのがあれば、レンタル視聴も数百円なのでレンタルする時もある。この前はセカチューを見た。とは言え映画はそんなにたくさん観に行く方ではない。自宅で過ごす選択肢としてもそんなに優先順位は高くない。それでも見たいという時は、なにか病んでいたりする。とりあえず泣きたいとか、スカッとしたいとか。見たことないやつ見てみるか、とか。

僕はホラーとかグロが苦手なので極力避けているんだけど、稀にそういうのも見てみようかなってなる時がある。で、実際に見て、例えばなんとか村、みたいなやつで拉致された女性が足をかっ切られるというシーンがあって「あ…無理だ…」となってやめるんだけど、後からそのシーンがトラウマのように浮かんでしまって気分が悪くなる…みたいな。

そういう絶対に普段なら見たいとも思わないようなものに興味がいきだしたら危険信号だなと思っている。そういう猟奇性、暴力性が自分の中で沸々としている証左なのだろうから。まあリアルにやっちゃうなんてことは絶対にないんだけど。しかしそう言い切れないのが人間か?

 

 

ちなみに、昨日アマプラの作品ラインナップをなんとなく見ていて、そういう系の作品とか、あとは夜の街系のをいくつかウォッチリストに入れていました。見てはいないけど、そのうち見るのかなぁ…。

 

 

あと、酒は普通にほどほどに飲む。溺れるほど飲むことはない。それは親類にアル中がいたのでどんなものか大体わかっているから節度というものを持っている。まあ酒でぶっ放せることはないね。人と飲むのは楽しいけど、飲む相手がいない。

 

 

自分で書いてて辛くなってきた。

 

 

でも書いて吐き出すことも必要なんだよ。人に見せるかどうかはともかくとして。

 

 

それをこうして見せてしまうのは自分の変態性なんだろうかね。

 

 

あー眠い。今ならすっと眠りにつけそう。でもにゃんこが活動しだしたのでしばらくバタバタしてるのかも知れない。今日は寝かしてくれ……。

 

 

おやすみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

灯火 導いてくれる君

 

運命の日。なんて言うと大げさなのかも知れませんが、メンバーにとっては強く意識する日だったのでしょうね。当たり前か。

 

 

6月18日。

「TIF2022メインステージ争奪LIVE前哨戦」。

新宿ReNY。


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各陣営、ここへ向けていろんな策を講じていたようです。

タイトル未定さんも、唯一の非東京組ということもあり、全国各地から1人でも多くの人の応援を募るため旅行会社とタッグを組んで特別遠征プランを用意するほどの力の入れよう。さらにホーム札幌ではライブハウスにファンを集めてライブビューイング。配信投票もそこでしてもらうと。ガチ本気です。

 

 

私は運良く会場での観覧チケットが当選にしましたので行ってきました。(日帰りバス移動……)

 

 

 

結果から書くと、タイトル未定は決勝進出決定。ひとまず安心した。

8月5日に行われる決勝ライブで勝ち抜いた1組がメインステージに立てることになります。


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おめでとうございます!

 

 

同じ2部からはRingwanderungが会場+配信票の合計1位で勝ち抜け。ライブヤバかった。

 

 

タイトル未定は配信投票では1位に支持されましたが、会場票でRingwanderungさんに大きく水を開けられて合計で2位でした。

 

 

ニコ生の配信がまだ見れるので、アーカイブを5回くらい見ていて少し思ったりしたことを書いてみたりする回です。

 

 

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「溺れる」が勝負曲だったのかな、と。

 

 

4曲。グループによっては5曲のところもあったけど、その少ない曲数・時間の中で自分たちの強みをどう見せられるか。どのグループにしても悩ましいところです。

 

 

もちろん、全曲大事なことは言うまでもないのだけれど、「主題歌」「灯火」は比較的明るい雰囲気で、かわいいとか爽やかさとかそういった印象を与える曲。

その流れから3曲目の「溺れる」で一気に表情を変える。曲間もつなぎのSEを入れて1つ変化をつけて。

実際、ライブ映像を見返してみても、「溺れる」では相当気持ちが滾っているようなアクトを見せている。

ラスト「鼓動」は鉄板で盛り上がるし、そこは自信があったはず。

 

 

タイトル未定は楽曲ごとに伝えたいメッセージの方向性があり、歌詞を大切にしながら届けるライブが魅力だと思っている。

なので、「主題歌」でメロディーを歌わずに自己紹介を入れてきたのには意表を突かれた。やっぱりそこはポップにしたかったのかも知れないね。その方が「溺れる」でのコントラストがより色濃くなる。

 

 

まあ勝手な考察しながら語っているのでまるで見当違いということもあるでしょうが(笑)。

 

 

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さて、そして決勝ライブへの無責任な展望も少し。

まだ先だろうと思っているとあっという間にやってきます。

正直1部から進出の2組、すみません、ほとんど知りません。

前哨戦の映像はチェックしたし、曲もサブスクで聴ける範囲のものは聴きました。良いなと思うものもありました。その上での僕の見通しです。

 

 

決勝はRingwanderungとの争いになる。

 

 

現実に前哨戦では上を行かれてしまったように、めちゃくちゃ強いです。

何が強いか。完成度です。

メンバー個々の、楽曲の、グループとしての完成度。

めちゃくちゃハイレベルに完成されている。

 

 

ならば、タイトル未定はどうか。

 

 

まだ、完成されていない。

=まだまだ伸びていく余地がある、

と考えています。

 

 

象徴的なのは、川本空さん。


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ステージデビューは4月28日でした。私が実際に川本さんの姿を見たのはその3日後、前人未到ツアーの初日だったのですが、グループにフィットしてくるのはこれからかなというのが率直に感じたこと。特徴的な声質や、ふんわりしたキャラクターが生かせていけたらいいなぁと。幸い、ツアーで各地を回ったり、ライブも多い日々だったのでメンバーとの関係性はその中で深まっていくだろうなとは思いました。

 

 

それからまだ2ヶ月と経っていない。TIFのメインステージを争うという、相当な重圧のかかるステージでパフォーマンスするのは並大抵の精神力では乗り越えられないことです。そんな中で、自分の個性も出しながらしっかり歌えていたし踊れていて。

何よりもステージを楽しんでいるのが良い。


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最近、めちゃくちゃ面白い子だよねって思い始めてる。

 

 

こういう審査みたいなものは、個々でオーディションなどは受けてきたかも知れないけれど、グループとして参加するのは初めてで。どうしても力の入ってしまう局面です。特にタイトル未定のメンバーはその傾向が強い。真面目なんだけど、真面目すぎるが故。

そういう意味で、川本さんにはある意味の怖いもの知らずさというか、どこかケロッとしたところがある。そんな彼女の存在っていうのは良い影響を与えているんじゃないかなって思う。

 

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ちくわだよ!

 

 

で、話を戻すけど、決勝までの伸びしろではこちらに分があると思う。だから、越えていける。なんて楽観的すぎるけど。そのためには、1つ1つのライブだったりレッスンが本当に大事になってくる。なんて言うまでもないね。オタクがえらそうなことをほざくな。

 

 

なんかいろいろ書いてしまったけど、本当に、ぜんぶ楽しんでってくれよ、と。一番はそう言いたいのです。

結果はついてくるけど、結果を出せたか出せなかったよりも、その過程にこそキラリと光るものがあるから。それを見つけたら、笑ったり、泣いたり、喜んだり、悔しがったり、たくさん心を動かして豊かにしていってほしい。

 

 

私は、「その先」に進んでいくタイトル未定さんを心から楽しみにしています。

 

 


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北海道から、あと一歩。

 

 

 

 

 

 

遊び心は大事

 

はい。札幌でライブを見てからというもの、本格的にどっぷりハマった「きのホ。」なんですけれども、先日6月12日に京都に行ってきました。京都とかガチで高校の修学旅行以来だよ。

 


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地元京都での自主企画。もう6回目になるらしい。もちろん自分は初。

「京都で月イチ観る」で京月観、だったかな。

 

 

やっぱりタイトル未定はホーム札幌で観てみたいし、きのホ。は京都で。そういうのあるよね。

 

 

今回はライブの細かい感想とかではないのだけれど、良いなと感じたことがあったので少し書きたいなーと。

 

 

ライブはもう最高の一言。もう1つお目当てのNaNoMoRaLもライブで見たいなぁと思っていた「人間やるのやめた」やってくれたし、比較的新しめの曲が多いセトリで初回収できたのが多かった。何度も言うけど最高だった!

 

 

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本題はここからね。

 

 

ライブが始まる前、早くライブ見たいなぁと思ってるわけですよ。時計を見ながらあと何分、とか。

ほぼ定刻。少しだけ過ぎてたかな?

よく知っているピアノのメロディーが流れてくる。

 

 

♪ちゃんちゃんちゃちゃらちゃらちゃんちゃんちゃちゃらちゃら……

 

 

「のびのびと背伸びの運動から〜はい!」

 

 

ステージ上には、小清水美里さん桜寝あしたさん、そしてNaNoMoRaLの雨宮未來さん。

 

 

ラジオ体操第一、フルサイズから始まるライブ。

もちろんお客さんも一緒にやる。

 

 

そうだよね。

ライブ前に準備運動した方がいいものね。急に動いたらケガとかするかもだし。

 

 

しかし世代や性別に関わらず、あの音楽が流れたらみんな自然に体動かせるってラジオ体操すげえな。

 

 

やっている間、小清水さんが持ってるカメラでチェキ撮ったりもしてる。自由すぎだろ。たぶん良いのあったら物販のランチェキで売るんだろうな。

雨宮さんはその様子を満面の笑顔で眺めながらラジオ体操している。なにこの平和な空間は。

 

 

そんな楽しいラジオ体操タイムが終わって、いよいよライブ!

 

 

1番手のNaNoMoRaLがスタンバイする中、誰だったかは覚えてないけどメンバー2人がいろいろ話している音源(きのホ。ラジオ)が流れる。最終的には出演者の紹介をしてライブスタート、という流れになるのだが、とにかく緩い(笑)。この時のは東京移動の車中で録ってたらしいです。きのホ。さんスケジュール多忙だもんね……おつかれさまです。

 

 

という感じで、続くANATAKIKOU、そしてきのホ。の前にも同じような音源で場をつなぐ。なかなか良いですよね。ANATAKIKOUの「シンデレラ」という曲が好き、みたいなのも入れていたりして。

 

 

それから、札幌のタイトル未定との2マンの時にもあったけど、差し入れのお菓子にメッセージを添えてっていうのが好評で。きのホ。さんホスピタリティあるなぁーというのも感じさせる一幕があったり。

 

 


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ツアー打ち上げBBQのシメにみんなで歌うホ。ちゃん達。

(色葉さんは学校の都合により残念ながら欠席)

 

 

 

真剣に作品を創って、真剣に届けていく。向上心を持ち続ける。

そんな真っ当な活動をベースとしつつも、この日のイベントで見られたような「遊び心」もふんだんに持ってる。良いアイデアとか閃きっていうのは、遊びの中から生まれてくるっていうのはままある話。

 

 

真剣だけど、固くなりすぎない。

 

 

そんなところがきのホ。というグループの素敵なところなのかなーなんて思ったりした次第です。

 

 

以上。おわります!

 

 

 

 

 

 

家族についての話。

次の日曜が父の日なんですか?次の次?なるほどなるほど。

 

 

「父の日」…縁遠いなあ。だから別にいつだろうか知ったこっちゃないのさ。

 

 

父は健在。

でも、まともに会話したことなんて生まれてから何回あったんだろうな。

 

 

それでも、いや、だからこそ、と言うか、「父」という概念は僕の人生において大きかった。

と思う。

 

 

朝食は家で食べずに出かけていったし、夜は僕も母はとっくに済ませてる時間に帰ってくる。単純計算すると毎日12時間とか働いてることになるんだけどそんなことあるか?まあほとんどそんなすれ違いの生活。

 

 

でもそれにしたって、例えば休日に家族との時間を持てるだろうに、寝たいだけ寝て、起きたかと思えばふらっとどこかに行って何してるのかもわからなかったり。まあ毎日12時間働いてたら俺だってそうなるわな。俺もその辺りは受け継いでる。自分時間がないと無理だよね。

 

 

だからうちには父が不在だった。

必然的に僕の生活は母親との時間が長くなる。

 

 

母との関係が拗れたのも多くはそこに原因があるように思う。この話はいずれするかも知れないししないかも知れない。

 

 

いわゆる機能不全家族だったんだろう。

 

 

もちろん今までしてくれたことへの感謝の気持ちはあるし、そもそも「自分で選んできた」んだから文句をつけたって仕方ない。

 

 

父の話に戻すと、言葉で何かを教えてもらった覚えがない。寡黙な人だったけど、それにしたって父として子どもに伝えたいことの1つや2つあっていいはず。

何もない。

子どもを作るのは誰でもできる。でもそれだけで「親になる」のではない。

ずっと子どもでいたかったんじゃないかな。知らんけど。とにかく俺に関心を示さなかった。叱るでも、褒めるでもなく。

余談だけど、母の話によれば俺が出来たのは準強姦のようなものだったらしい。真偽は知るよしもないが。

そんな話を中学に上がるくらいの年頃に聞かされてみなよ。アイデンティティどうなんのよ。そこからだよ、存在価値を見失ったのは。

俺なら子どもに絶対そんな話しないけどな、一生。

 

 

そんな感じなので、家族に期待なんてしていないし、理想の家族観なんてものもない。今、思っているのは、家族だからといって何を置いても大事にしなくてはならないものでは全然ないってことだ。

 

 

冷たい人間と思われていいんだ。

血縁を他の何よりも大事だと思うべき理由が一つたりともない。

ありがとうっていう気持ちと、恩を返すことは違う。返すべき恩があるとすれば、もうとっくに返しているはずで。

こんなこと書いてたら嫌われるな(笑)。別にいいけど。

僕は僕として生きていくよ。

 

 

雨ニモマケズ

 

 

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも

夏の暑さにも負けぬ

丈夫な体を持ち

欲はなく

決していからず

いつもしずかにわらっている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな茅葺きの小屋にいて

東に病気の子どもあれば

行って看病してやり

西に疲れた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行って怖がらなくてもいいと言い

北に喧嘩や訴訟があれば

つまらないからやめろと言い

日照りのときは涙をながし

寒さの夏はオロオロ歩き

みんなにデクノボウと呼ばれ

褒められもせず

苦にもされず

そういうものに

わたしは

なりたい

 

 

 


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宮沢賢治雨ニモマケズ』から

『小さな旅の博物館』

 

そんなわけで、先日ライブ後にお世話になった宿について。

 

20時頃に最寄り駅に着く予定だったのだけど、ライブ、特典会もさらっと行ってたらまぁまぁ時間が押してしまい…。20時20分くらいに着いたかな。駅まで迎えに来てもらえることになってたので申し訳ねえなとは思いつつも。もちろん事前に少し遅れますと連絡はしていたんだけどね。(反省しろ)

 

で、駅到着。

ぜにばこ!
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駅舎の中で人待ちしてる感じの男の人がいたのには気づいたけど1回通り過ぎたよね。だって自信ないもん(笑)。いきなり声かけれないよ(笑)。でも宿の方へ電話したらもう迎えが駅に着いてると思いますよー、とのことだったので、あーやっぱりあの人だったかと。めんどくさいやつですみません本当に。

 

向こうの方も僕の出で立ち(リュック背負って降りたやつなんてたぶん僕くらいだった)からなんとなくわかったようで、そこから車に乗り込み約5分。移動中に、仙台から今日来てアイドルのライブを観たこととか、前にそのグループの子が銭函を紹介していて…っていう話を軽くした。

 

 

この日の宿

『遊・民宿 小さな旅の博物館』に到着。
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(撮影は翌日の朝)

 

宿…というか、もう外観はこの通り民家なんですね。住宅地の中に建っている家。オーナーご夫婦も実際そこで暮らしているという。

中に入ると、まず泊まる部屋が2階にあるというので案内される。


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はまなす」という名前がつけられている部屋でした。

ドアを開けるとそこには……


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すっげぇ〜!!

おそらく電車の車両を模したと思われるデザインの2段ベッドが2つ。

そして壁じゅうに、いや僕は正直全然わからないですけど、古の鉄道オタクは狂喜乱舞するんじゃないのかなっていう、時代を感じる鉄道関連の切り抜きとかがパッチワークされている。

 

 

健さん
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興味津々になって見ていると、1階から「じゃあ1杯やるかぁ〜」とお呼びがかかったので下りていきます。

 

 

仙台空港で買ってきた「萩の月」(5個入り)を渡すと、たいへん喜んでいただきまして、ちなみに奥さまはいわゆる追っかけをしに仙台に行っていたこともあるそう。普通に僕も知ってるようなバンドでした(笑)。他にも聞いたことないインディーズのバンドも見ていたらしい。まあそんな話もして盛り上がりつつ。

 

 

夕飯


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ねぇ。こういうので良いんだよ。いやこういうのが良い。

1人ものですから、家じゃこんなん食べないんで。安心しますね〜ってついこぼしちゃったよ。泣

 

 

ちょうどこの画像のテーブル4台合わさったようなサイズので、他に宿泊してるお客さんの1人もそこに居たので話に混ぜてもらう。名前も聞かなかったけれど、僕のほぼ倍くらいの歳の大先輩の方でしたねぇ。元気だな〜。10日間くらいの予定でこっちに来ているらしい。

それから、もう1人の方は、この宿のご主人の同級生で近所に住んでてたまに泊まりに来るらしい。この2人がやっぱり昔からの付き合いで会話が阿吽の呼吸なのね(笑)。カラオケで喉つぶしてきちゃったらしくて「なに言ってんだかわかんねぇんだよおめぇは!」とかってツッコまれながら話してた。キャラ濃い面白い人だったなぁ、すげぇ笑った。

普段職場じゃほとんど会話してない僕みたいなやつが、初めて会った知らない人と2時間ほど話してるんだからすごいよね。もちろん会話をリードしてもらってるんだけど、僕の方も質問とかしちゃったりしてね。二重人格かと思っちゃう(笑)。

 

 

そんなこんなで夕飯もいただきつつ色々話して、缶ビールも2本開け、23時頃になるとまぁまぁ眠くもなってきたのでお風呂をいただいてと。

 


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宴の後。

ごちそうさまでした…。

 

 

翌日。

6時前くらいに目が覚めたかなー。

本当は明け方ごろの海を見に行こうかなって思っていたんだけど、もうすっかり明るくなってた(笑)。

まあでもやっぱり朝の海、行ってみよう!と散歩に出ました。

 


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CAFE HANA。

 


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海だー!!


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綺麗だなー。

 

 

海水浴場があるので、道路沿いには海水浴シーズンには海の家としてオープンしてるらしき建物がいくつか。あとは……セコマがあったくらいかな(笑)。

 

 

のんちゃんが紹介していたカフェとかは駅前の方にあるらしい!せっかくなので行こうかなと思ってましたが、朝ごはん食べてから部屋に戻ったらウトウトしてしまってもうわりと時間ない感じになってしまった。

 

 


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ここに泊まった人達が残していった絵とかも至るところに飾られていて。始めてから36年くらいになるそうで、これまでたくさんの旅人の憩いの場になってきたんだなぁと。

私は特に何も残せるものがないので、せめてこうして紀行文ぶったものを書いたりしています。

 

 

お昼ごろ、駅までまたご主人の車で送ってもらって、帰途に着きました。

札幌から30分ならそんなに遠くないし、今度は駅前周辺、それこそのんちゃんが紹介していたお店とかも行きたいな。

 

 


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帰りの駅のホームから。

 

 

そんな感じかな…。

今まで普通にビジネスホテルにしか泊まってなかったので今回は新鮮すぎた。いい旅にはいい宿だね!いいってのは価格的なことじゃないよ。一泊2食つきでなんなら標準的なビジホより安いくらいだったからね。

知らない人と話すのは緊張するし怖いと思ってたけど、意外と怖いものでもないのかも知れない。まあこういう性格なのでまた話さなくなるんだろうけど(笑)。

 

 

『小さな旅の博物館』、ありがとうございました。

 

 

もし興味を持った方は、ネットにいくつか紹介記事みたいなのがあるはずなので調べると出てくるんじゃないかな。かっしー…と言っても通じないか、リアルネームで行ってるんで(笑)。なんか仙台からアイドル観に来たやつが書いてて〜って言ったらたぶん伝わります(笑)。