後年、TOKYO IDOL FESTIVAL 2022は、こう記憶されることだろう。
「タイトル未定が見つかった年だった」、と。
…今日はずっとこのトーンで書いていくかと思いましたが、恥ずくなったのでやめときます(笑)。
何度も言ってて申し訳ないけど、僕が2年前の7月に札幌で初めて観た時からすごいグループだったんだよ。タイトル未定さんは。
有観客での初ライブを「デビューライブ」としているのだけど、オンラインでの初ライブをしたのは5月のこと。そのデビューから2ヶ月にして、映像含めた演出にもグループのコンセプト、伝えたいことがよく表れていたし、パフォーマンスのレベルも総じて高かった。何より楽曲の質。まっすぐなメッセージをまっすぐに届ける。シンプルであるからこそ、一番難しいことかも知れない。
そんな彼女たちの歌に心を掴まれて。
今ではこのブログのだいたい三分の一くらいはタイトル未定関連の記事が占めています(笑)。
「タイトル未定はいいぞ」
それをどうやったら伝えられるのだろうか。ただのファンの一人でしかない自分に。いや、大それたことなんて出来やしないんだ。それでも。
そんなことをずっと考えてきた。
すべてはこんな時が来ることを信じていたから。確信していたから。
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TIFメインステージ争奪LIVE決勝戦。
「北海道から、歴史を変えにやって来ました。」
はじめに冨樫優花さんがそう宣言しました。
北海道のアイドルがTIFのメインステージに立ったことは未だかつてない。私たちがそれを成し遂げてみせる。そんな決意。
そして、現実にしてみせた。
2022.8.7
HOT STAGE
「蜃気楼」
「鼓動」
「夏のオレンジ」
「灯火」
「青春群像」
ホーム・北海道への想いも、これまで支えてくれた全ての人への感謝も、伝えたい想いを全力で表現した珠玉の20分間。
自分は配信しか見ていないけれど、しっかり心に焼きつけました。
みんなとても楽しそうにライブしていて嬉しかったよ。
結局、タイトル未定はTIFの全5ステージに立って歌った。さらにアイドルカラオケバトルでは冨樫さんが優勝、グランドフィナーレでソロ歌唱を。ゲーム部では川本空さんがこれまた優勝。なんなんだこれは。何が起きてるんだ。
Twitterでも3000件近くの言及があり(ま、アイドルじゃないものも含まれてしまうけどこれはしょうがない)、“タイトル未定”がトレンドに。
今年のTIFで注目度が格段に上がったのは間違いないでしょう。
タイトル未定にとって、今年のTIFラストとなるライブはSKY STAGE。夕闇の時間帯での出演となった。
2022.8.7
SKY STAGE
「薄明光線」
「灯火」
「青春群像」
今回まだ歌われていなかった「薄明光線」はここでTIF初披露。「灯火」はタイトル未定を応援してきた人たちへの、あるいは、かつてともに過ごした友への感謝の気持ちだろうか。
最後を飾った「青春群像」では阿部葉菜さんが、こみ上げる想いと共に「またTIFで逢おう!」と歌う。
こうして、タイトル未定のTIF2022は幕を下ろした。
出来すぎたストーリー?いやいや。
タイトル未定は、すごいんだよ。
最先端のサウンドでも、ガンガン盛り上がらせるタイプでもなければ、決して華美とは言えないし派手でもない。
けれども、そのどこか懐かしさを覚える曲調、歌詞に乗せて、誰もが経験してきただろう青春のほろ苦さ、生きることの難しさ。生きることの素晴らしさ。そういったことをテーマに、懸命に愚直に歌を響かせる。
『届けたい唄があるから』
そんな唄に惚れ込んでしまったんだ。
タイトル未定というグループに出逢えたから今の自分があるし、ずっと幸せだったし、こんな大きなところまで連れてきてくれたことに、彼女たちに心から感謝を表したい。本当に本当にありがとう。
次はどんな景色に出会えるだろう。
楽しみだな。
『喜びもほころびも
ともに超えていきましょう
さぁ 灯火よ 友よ
おそろいの道の上を 行こう』
タイトル未定-灯火 (Music Video) - YouTube